半導体を製造する過程で使用されるオゾン水には強力な酸化作用があり、有機物や金属の不純物の洗浄や殺菌、脱臭に利用されます。強い効果がある一方で、そのまま排水してしまうことは大きな環境負荷となります。ケミカル課ではそのオゾン水を水とオゾンに分解しクリーンな水をつくりだす特殊な装置の組み立てを行っています。
大きいものではファミリーカーほどのサイズ。組み立てにあたって電動のこぎりやカッター、グラインダー（高速回転するヤスリ）などの工具を使用する大掛かりな作業が中心。扱う装置は既存製品に加え、カスタム品やオーダーメイド品など多岐にわたるため、すべての商品の詳細を覚えて作業をすることは困難です。そこで大切になるのが製品の仕様や、一つ一つの作業の理由を理解し、基礎知識を固めること。例えば、≪荷重がかかる箇所ではネジを強く締め、深く食い込むように「受け」の素材にはアルミを使用する≫、≪メンテナンスの際にネジを外す箇所は、きつく締めすぎない≫など。このようなことは全製品に共通することであり、しっかりと理解することで様々な仕様にも対応できる力が付いてきます。
そのため最初は一つの機種を担当し、先輩と一緒に作業をするなかで基礎を学ぶことからスタート。先輩が丁寧に教えてくれるのはもちろんのこと、日々の業務のなかで感じた疑問を積極的に質問することで、知識が蓄積され成長につながります。「なぜ？」を突き詰めたい方、あるいは疑問を常に解消したい志向の方であれば、楽しみながら仕事における実力を付けていけるはずです。
My Favorite
今の私の趣味はクレーンゲームです。景品を取るためにアームの強さ、爪の角度、景品の重さ、重心、配置などを考え自分の予想した通りに動かし、景品を取得できた時の楽しさにハマっていま。最近、せっかくだからと棚を購入し飾りつけをしました。
